植物療法士便り #39 月の満ち欠けに合わせたセルフケア
HERB ARE YOU?
元気ですか?
気分はどう?
先日は見事な「中秋の名月」を見ることができました。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。
この太陰太陽暦は日本の気候風土や農業と非常に相性が良く、現在でも旧暦を記したカレンダーが販売されているほど日本人に親しまれています。
月の満ち欠けは人間の心身にも影響を与えると言われています。
満月の時はエネルギーがピークに達し、良いものも悪いものも取り込みやすくなるため、水分や毒素が体に溜まり、むくみやだるさ、頭痛、注意力の低下などが起こりやすくなります。
この時期には体内の水分や血液の循環を意識しながら、半身浴などで身体を温めてしっかり水分補給をしたり、鉄分を含む食品を摂ったりすることで不調を軽減しましょう。お風呂にローズマリーなどのフレッシュハーブを入れたり、ルイボス、ネトル、ヨモギなどが入ったハーブティーを飲んだりするのもおすすめ。
逆に新月の時はエネルギーが放出され、気血の動きが鈍くなると言われています。夜になると太陽と月と地球の重力ストレスが最大になり、起床時に急な体調不良や体の痛みなどを感じやすくなります。
疲れを感じたら無理せずにゆっくりと休み、ローズヒップやハイビスカス、マテなどのお茶で不足しがちなビタミンやミネラルを意識的に摂取するのがおすすめです。寝る前にリラックスできるアロマを使ってみても。
次の新月は10月3日、満月は10月17日です。
月のサイクルと心身の変化を意識しながら、ハーブやアロマを取り入れて過ごしてみてはいかがでしょうか?