植物療法士便り #05 ハーブチンキの作り方
HERB ARE YOU?
元気ですか?
気分はどう?
みなさん、ハーブチンキをご存じですか?
チンキの他にも、ティンクチャーとも呼ばれています。
ハーブチンキとは、植物がもつ有効成分をアルコールで抽出したエキスのことです。
飲み物に数滴垂らしたり、うがいに浸かったり、虫刺されに塗ったり、薄めて化粧水にしたりと、日常生活に役立つ使い方が色々。
植物の成分やエネルギーがギュッと濃縮されているので、少量でパワフルな薬効を得ることができます。
本日は、「ハーブチンキ」の作り方をご紹介致します。
【ハーブチンキの作り方(ドライハーブの場合)】
材料
・お好みのドライハーブ
・ガラス瓶
・35~40度のホワイトリカー(ウォッカ、玄米焼酎も可)
作り方
- 清潔なガラス瓶にドライハーブを入れます。
(カモミールやよもぎなどのふんわりとした花や葉は瓶の5~6分目、ローズヒップのような固い実や細かいハーブは瓶の2~3分目ほどが目安です。)
2.1の瓶にアルコールを8分目まで注ぎます。この時、ハーブが表面に出ないようにしま
す。
3.1日1回瓶を振りながら、冷暗所で保存します。
細かいハーブは3~4週間、厚みのある固めのハーブは1~2ヶ月ほど抽出するのがおすすめです。
4.コーヒーフィルターなどでハーブを濾し、遮光瓶に入れて保存します。1年ほど保存が可能です。
【ハーブチンキの作り方(フレッシュハーブの場合)】
材料
・お好みのフレッシュハーブ
・ガラス瓶
・35~40度のホワイトリカー(ウォッカ、玄米焼酎なども可)
作り方
1.お好みのフレッシュハーブを用意します。びわや柿の葉などは流水で汚れをやさしく洗い流してから水分をよく乾かします。
2.清潔なガラス瓶に1のハーブを入れます。
ふんわりしてかさばるハーブは瓶の5~6分目ほど、細かいハーブはそれより少なめが目安です。
2.2の瓶にアルコールを8分目まで注ぎます。この時、ハーブが表面に出ないようにしま
す。
3.1日1回瓶を振りながら、冷暗所で保存します。
細かいハーブは3~4週間、厚みのある固めのハーブは1~2ヶ月ほど抽出するのがおすすめです。
4.コーヒーフィルターなどでハーブを濾し、遮光瓶に入れて保存します。1年ほど保存が可能です。
フレッシュハーブで作る場合も、基本的にはドライハーブと同じですが、ドライに比べて水分を多く含むため、アルコールを注ぐ前によく乾かすのがポイントです。
また、桜やカモミールなどの繊細な花で作る場合は、水で洗うことで素材を傷めてしまうため、土などの汚れがついていないきれいな花を選び、洗わずにそのまま瓶に入れてもOKです。
仕込んだハーブにカビが発生したり、浮遊物が見られる場合は失敗の可能性がありますので、チンキの使用は控えましょう。
チンキの作り方は自由です。本日ご紹介したやり方を参考に、色々な素材を試したり、暮らしに馴染むやり方を見つけてみてくださいね。
自然に寄り添う手仕事は、日々の生活を豊かにしてくれます。