植物療法士便り #43 セロトニン不足を解消する過ごし方
HERB ARE YOU?
元気ですか?
気分はどう?
秋は日照時間が短くなるため、脳内の神経伝達物質であるセロトニンが不足すると言われています。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や自律神経のバランス、体内時計の調整などに関与しています。セロトニン不足が続くと、気分が落ち込みやすくなったり食欲が増えたりすることも。
また、秋は新学期や転勤など環境変化やイベントが多く、ストレス過剰になる可能性もあります。寒暖差、気圧の乱高下、アレルギーなど、過ごしやすいと思われる秋にもストレスの原因は数多くあります。
そんな季節に、リラックスして過ごすためのヒントをいくつかお伝えしたいと思います。
・日光を浴びる
セロトニンを増やすために最も有効とされているのが、屋外で日光を浴びることです。おすすめなのは日中の散歩。適度な運動にもなりますので、お気に入りのハーブティーを持って近くの公園などに行ってみるのはいかがでしょうか?
・しっかりと睡眠を取る
セロトニンが不足すると、睡眠リズムが不安定になり、不眠や過眠などの睡眠障害を引き起こす可能性があります。寝室の環境を見直したり、気持ちを落ち着けるアロマ(ラベンダー・ネロリなど)を取り入れたりするのも効果的です。
・食事の内容を工夫する
セロトニンを増やすには、トリプトファンとビタミンB6を多く含む食品を摂取することが大切です。トリプトファンを多く含む食品としては、鶏肉や卵、チーズ、大豆製品などがあります。ハーブティーの中ではセントジョンズワートがセロトニンを増やすと言われています。
「◯◯の秋」とよく言われるように、秋は活動的になれる季節でもあります。
ぜひご自身の体調の変化を観察しながら、工夫して生活してみてくださいね。